─ 信愛会に入職したきっかけを教えて下さい。
　幼い頃から祖父母と一緒に暮らしており、介護という仕事を身近に感じていました。そのうち、お年寄りを支える仕事に就きたいと思うようになり、ヘルパー2級（現在の介護職員初任者研修）の資格を取得。老人保健施設しんあいは、友人のお母さんが働いていた施設というご縁があり入職しました。5年ほど働いたときに介護福祉士の資格を取得し、現在は3階療養棟のサブリーダーを務めています。

─ どんなときにやりがいを感じますか？
　施設の利用者さまは、最期は家で過ごしたいという気持ちが根本にはあると思います。しかし、さまざまな事情で施設に入ることになり、もしかすると“嫌だな”と感じている方もいるかもしれません。だからこそ、利用者さまから「ここにおったら楽しいな」とか「澤田さんがおるから頑張れるよ」と声をかけてもらえると嬉しいですね。これまで頑張ってきてよかったと思いますし、辛いことも苦になりません。

─ 仕事と子育ての両立について
　今、5歳の子どもがいます。1年ほど産休・育休を取って復職しました。当時は1年間ブランクがあり不安でしたが、職場のみなさんが温かく迎えてくれ、すぐに前の感覚を取り戻すことができました。産休明けは夜勤を免除してくださったり、保育園からの緊急の連絡があったときに帰らせてもらったり、育児に理解のある職場でありがたいです。また、信愛会には託児所がありますので、子育てをしながら働きやすい環境だと思います。

─ 憧れの人、目指している人はいますか？
　現在一緒に働いている主任です。利用者さまの誰からも好かれる存在で、コミュニケーション能力の高さに驚きます。施設内で利用者さま同士の揉め事が起きたり、苦情が寄せられたりすることもあるのですが、主任はどんなことでも解決へと導くため、常々すごいなと感心しています。その方の良いところを盗んで、私も主任のような接し方ができる介護福祉士を目指していきたいです。